Blueskyを使って簡易なホームページを作る

Blueskyでアカウント作ると、標準では 「@なんとか.bsky.social」というハンドルになります。「なんとか」の部分は空いている限り好きなものを選ぶことができます。

しかし、自前でドメインを取得し、いろいろ設定すると、そのドメインをハンドルにすることができます。私は昔から tkusano.jp というドメインを持っててホームページにもしてるので、これをBlueskyのハンドルにしました(→ @tkusano.jp)。

やり方はこちらで書かれています。

blueskyweb.xyz

企業とかがBlueskyでアカウントを作るなら、その企業のドメインの文字列をハンドルにできるので所有者の「証明」になります。すくなくとも、そのドメインの所有者が、そのアカウントの所有者と同じであることは確からしいと言えるかと思います。

たとえば、アメリカの著名な新聞 The New York Times は、 www.nytimes.com というドメインでサイトを運用していますが、 @nytimes.com というハンドルでアカウントをBlueskyで運用しているので、このBlueskyのアカウントは The New York Times のものであることは(ハッキングとかされてない限り)正しいであろうことは言えます。これはTwitterのかつての認証マーク(今のXの青いアレではない)程度かそれ以上には信頼性はありそうです。自分でいろいろ設定できるならBlueskyに対してお金を払う必要はありません。

たとえば、

などがあります。

しかし、自分でドメインを調達して、サーバーを運用して、というのは普通の人にはハードルが高いです。そこで、Blueskyではドメインを購入してハンドルに設定してくれるサービスを提供しています。

blueskyweb.xyz英語ですが、翻訳サービスとか使って読んでくださいな。

Blueskyを自分のホームページにする

最近テスト的に始まったようですが、ハンドルに使っているドメインredirect.bsky.app へ向ければ、Blueskyのそのハンドルのプロフィールページへリダイレクトしてくれるようになったみたいです。

bsky.appたとえば、Blueskyのハンドルが @example.com ならば、https://example.com/ にアクセスすると、https://bsky.app/profile/example.com に飛ばされる、というものです。

私自身は tkusano.jp を自前のウェブサーバーで運用しているし、ApexなドメインにはCNAMEを設定できないのでこの機能を使うことはないのですが、手動で叩いてみるとリダイレクトされるようです。

$ openssl s_client redirect.bsky.app:443
CONNECTED(00000003)
(中略)
    Max Early Data: 0
---
read R BLOCK
GET / HTTP/1.0
Host: tkusano.jp

HTTP/1.0 307 Temporary Redirect
Location: https://bsky.app/profile/tkusano.jp
Vary: Origin
X-Content-Type-Options: nosniff
X-Frame-Options: SAMEORIGIN
Date: Sun, 24 Dec 2023 08:36:59 GMT
Content-Length: 0

closed
2023.12.26 追記

bsky.ハンドルbluesky.ハンドルをCNAMEでredirect.bsky.appに向けると、プロフィールのページへredirectしてくれるようです。

bsky.app

さて、Bluesky経由でドメインを購入して、それをハンドルに設定するとどうなるのでしょう。たまたまフィードで流れてきた方のハンドルにブラウザにアクセスしてみると、その方のプロフィールに飛ぶことができました。特に何も設定されてないそうなので、デフォルトでそのような設定になるのかもしれません。

bsky.app

bsky.app

bsky.appということは、Bluesky経由でドメインを「購入」してハンドルに設定すると、それを自分のホームページだと宣伝できるかもしれないということです。

Blueskyはバージョン1.60からアカウント無しでも外から見れるようになりました(禁止設定してない人だけ)。アイコンが蝶になったり、ユーザーインターフェイスが割とちゃんと日本語化してきたバージョンです。

blueskyweb.xyz1.60では各アカウントのページはRSSでの出力にも対応するようになり、ちょっとしたCMSによる運用より便利になったとも言えます。Blueskyがほんとに持続性のあるものになるのか、“billionaire-proof" であり続けるのかは祈るしかありませんが、そのための一助とはなるかもしれません。